贈与の証拠を確実にする方法
Cさん:「せっかく贈与をしても相続の時に認められず、結局、相続税がかかる場合があると聞いたのですが、どのようにすれば贈与を確実に立証できるでしょうか?」
たかこサン:「相続税がかかる方は生前贈与が有利なケースもあります。ただし、贈与した事実を確定させなければ意味がありませんので、例えば次のような手順を踏んで客観的な証拠作りをし、税務上のトラブルが生じないようにしておきます。」
①贈与者の銀行口座から贈与する現金を引き出した上で、もらう人の銀行口座へ振り込む。
②もらう人は自己名義の口座を作っておく。
③もらう人又はその親権者が通帳、印鑑を保管し、届出印は贈与者と同じ印鑑を使わない。
④110万円を超える贈与の場合や相続時精算課税贈与の場合は、必ず贈与税の申告をする。
⑤贈与契約書を作成し、確実性を高めるために公証役場で確定日付をとっておく。
⑥不動産や株式の贈与の場合は、贈与のつど名義変更手続きを行う。
贈与の証拠を確実にするためには名義の変更も重要なポイントとなります!
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