保安林
少しマニアックかもしれませんが、本日は保安林について。
保安林とは、土砂崩れなどを防ぐなどの公共目的のために伐採や開発に制限を加える森林をいいます。
保安林は、固定資産税が課税されない(非課税)ため、毎年送られてくる「固定資産税課税明細書」に保安林は記載されていません。
相続財産調査の際には、漏れがないように必ず「名寄帳」(所有者ごとに保有している不動産を一覧にしたもの。)を取得して確認をする必要があります。
保安林がらみの税金について簡単にまとめると、
相続税評価:伐採制限に応じて30%から80%評価減]
固定資産税や不動産取得税:非課税
相続登記の際の登録免許税:近隣の山林を参考にして決めた価格をベースに課税
金沢市の保安林面積は、11,027.63ha(平成22年3月31日現在)。
金沢市全体の面積(46,777ha)の4分の1くらいを占めているようです。
意外とあなどれませんね。
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