相続法改正『預貯金払戻し制度の創設』

Aさん

 昨年、父が亡くなった際、葬儀のお金を父の預金口座から引き出そうとしたところ、すでに口座が凍結されてしまっていて、遺産分割が終了するまでの間は、相続人全員で手続きをしないと預金の解約・払戻しができないと銀行の窓口で言われました。父が亡くなったばかりで、すぐに遺産分割の話をする訳にもいかず、私は兄弟が多く、遠方に住んでいる兄弟もいたため、その時はとても苦労しました。将来母が亡くなった際も、やはり同じように苦労することになるのでしょうか?

たかこサン

 それは大変でしたね。その点については、今年の相続法改正で手続きが変わることになります。今年は、約40年ぶりに相続法の大改正が行われたのですが(一部未施行の改正もあります)、まさしく、相続があった際の預貯金の払戻しも今回の改正点に含まれいて、今年の7月1日から施行されています。

Aさん

 そうだったのですね!具体的にはどのように変わるのでしょうか?

たかこサン

 以下の式で計算した金額となります。

「相続開始時の預貯金額×1/3×払戻しをする相続人の法定相続分」

例:相続開始時に、ある金融機関に預貯金が900万円あり、相続人が子供3人で、そのうちの一人が払戻しを受けようとする場合

900万円×1/3×1/3(法定相続分)=100万円

 ただし、これには「金融機関ごと(複数の口座がある場合は合算)の上限額」が決められていて、その上限額は「150万円」となっています。そのため、計算した金額が200万円となった場合でも、遺産分割前に一人で払戻しが受けられる金額は150万円となります。

 また、この計算は金融機関ごとに行うため、別の金融機関にも預貯金がある場合は、そちらでも同様に一部の払戻しができます(例:別の銀行にも900万円の預貯金があった場合は、別途こちらの金融機関で100万円の払戻しが受けられます)。相続があった際は、葬儀費用や最後の分の医療費など、まとまったお金が必要になることも多いため、今回の法改正で相続人の方の負担が軽減されることになりますね。

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